良質な睡眠 | アルコール依存症じゃないけど酒をやめたい!

  1. 自己破産から覚醒までの物語
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2. そんな私はどうなったか

 

取引先でトラブルを起こしました

私は原宿に本社があるアパレル企業に勤務していたことがあります。その頃新宿の某デパートのフロアマネージャーが開催した懇親会に出席しました。テナントの店長として会社を代表して参加したのですが不覚にも飲み過ぎてしまいました。フロアマネージャーとの会話の中で失言してしまったらしいのです。翌日本社にクレームの電話が入って私は上司にこっぴどく叱られました。当然そのデパートの担当から外され江戸川区葛西にあった倉庫へ移動になりました。懇親会での出来事は全く記憶がありませんでした。

 

交通事故を起こしました

時代はもう少し前に遡ります。成人してから高校時代の友人が買ったばかりのマイカーを私の自宅まで自慢しにやって来たときのことです。そのまま二人で祝杯をあげることになりました。酒とつまみを大量に買ってきて飲み始めたのですが二人で日本酒を一升空けたあたりから記憶がありません。

目覚めるとその友人宅でした。鏡を見ると額から血が流れていて体のあちこちが痛みます。友人の話によると私たちはべろんべろんに酔っているにもかかわらず別の友人にもクルマを見せようということになって友人の運転で深夜に出かけたらしいのです。

しかし酔っていた友人は運転を誤って電柱に激突。シートベルトをしていなかった私は衝撃で頭からフロントガラスを突き破って道路に投げ出されました。車は購入してからわずか半日で大破し、友人にはローンだけが残りました。私も病院で額を13針縫うことになりました。数十年たってもいまだにその傷跡が残っています。生きていられたのが不思議なくらいの出来事でした。

 

喧嘩でメガネがぐちゃぐちゃ

思い出すだけでも布団を被りたくなるようなエピソードの数々ですが酒でトラブルを起こすのは2〜3年に1度くらいでした。その時は猛省するのですがどういうわけか忘れた頃に再びトラブルを起こしてしまうのです。財布を電車の中に忘れてきたことや買ったばかりのiPhoneを失くしたこともありました。

ある朝に二日酔いで目が覚めるとメガネがぐちゃぐちゃに壊れていました。誰だか知らない人とケンカをしたらしいのです。さすがに自分が怖くなって「どうしたら良いものか」とネットで調べ始めました。

すると断酒会という組織があることを知りました。私の地元でも集会を開いているということがわかったのですが「怪しい宗教団体だったらいやだな〜」とビビって連絡するのを躊躇しました。しかし「助けてほしい」と藁をも掴む思いで電話をかけたのです。

 

断酒会に入会

断酒会の集会に参加して初めて知ったのですが、断酒会の方々はアルコール依存症による連続飲酒状態になって入院されていた方ばかりでした。退院後に再び飲酒しないように週一回集会を開いてお互いをはげまし合っているのです。一度連続飲酒状態になってしまうと長期間断酒してもたった一杯の酒で必ず連続飲酒状態に戻ってしまうそうです。会長さんは私のことを「まだアルコール依存症で入院歴がないのに入会した始めての方です」と会員の皆さんに紹介していました。喜んでいいのやら悪いのやら複雑な気持ちです。

それから断酒会に毎週参加することになりました。「酒害」を勉強してアルコールとうつ病の関係やその他の病気との関連性も教えていただきました。それだけではありません。先輩方が集会で話される体験談は布団を被りたくなるような私のエピソードでさえ幼稚園の遠足に思えるほどの壮絶な物語の数々でした。断酒会のルールで口外することは禁じられていますのでここで話すことはできません。

 

企業経営者になっていました

断酒会に入会して3年が過ぎると人生に変化が起きてきました。断酒と同時に禁煙したことにも関係があるのかもしれません。私は40代前半にして小学生が夏休みの朝に虫取りにでも行くように飛び起きて暴れまわれるくらい元気になったのです。

エネルギーを持て余した私は毎朝始発電車に乗って各駅に降り立つと徒歩で回れる範囲の会社全てに自作したチラシをポスティングして回るようになりました。フリーランスとして独立していた私は長らくの間鳴かず飛ばずの個人事業主だったのですが、あれよあれよという間に顧客が増えていつの間にか株式会社になってしまいました。

 

倒産・自己破産

しかし代表取締役になるとさまざまな会合に出席する機会が増えますので酒の付き合いを避けるのが難しくなります。それだけでなく「そろそろ復帰しても大丈夫」という気持ちが心の奥底にあったのだと思います。お世話になった断酒会の方々に事情を説明し、お礼を言って3年半在籍した断酒会を退会しました。

経営者になってからは前ほどバカな飲み方をすることはなくなりましたがやはり2年に1度は記憶を無くすくらい飲んでしまうときがありましした。飲酒の影響なのか私には起業した頃の勢いはなくなっていました。5年で会社は倒産し、銀行融資の連帯保証人になっていたので個人破産もしました。直接会社をつぶした原因は酒ではなくてリーマン・ショックにより資金回収が難しくなったことで債務超過を起こしたからですが、もし断酒を続けていれば会社の危機を乗り越えられたのではないかと悔やみました。
(つづく)

 

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「酒さえ飲まなければいい人」と噂されるようになったらアルコール依存症の一歩手前まで来ているかもしれません。私の様に飲酒後の行動を思い出せないほど飲み過ぎるのは先天的な「飲酒不適合者」の可能性を疑ってください。 取り返しのつかない過ちを犯す前に生活習慣を見直した方が良いと思います。しかし人間にはホメオスタシスが備わっていますから簡単には習慣を変えられません。思考で習慣を変えるのではなく行動で習慣を変えた方法を無料メルマガで配信しています。

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