良質な睡眠 | アルコール依存症じゃないけど酒をやめたい!

  1. 自己破産から覚醒までの物語
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16. コラム「ちょっと休憩」

前回の更新で断酒継続に効果的な方法の一つとして「瞑想」を紹介しました。しかし読者の中には期待を外された方がいらっしゃるかもしれません。「もっと即効的で今すぐ断酒に成功して、もう死ぬまで飲まなくても済む方法が知りたいんだよ!」と思われているのかもしれませんが、残念ながらそのような魔法はありません。

アルコールでボロボロになったから断酒を決意したのに「少しくらいなら大丈夫だろう」とあっけなくスリップし、そしてだんだんと元の状態に戻り、いつしかまた飲酒で問題を起こすようになって、そしてまた断酒……そんなことを繰り返しながら断酒したいという願いを骨の髄まで染み込むくらいに信念に変えることができた人だけが次のステージへ進めるのだと思います。

紀元前から人類をとりこにしてきたアルコールをナメてはいけません。そんなに簡単にやめられる方法があったらこんな文字だけの長文サイトを読む人はどこを探してもいないでしょう。そうは申しましても断酒スキルを数多く持つこともストレートタイプを目指す人にとっては重要なことです。今回はコラムとして「ネガティブ・イマジネーション」や「飲みたいくんをだます方法」と同じように即効性のある方法を二つお伝えしようと思います。一つ目は「飲みたい衝動の数を数える」という方法です。

一日の仕事も終わりに近づいた夕方にふと「飲みたい」という衝動が起きたとします。そのときに「今日の衝動1回目」と数えるのです。なぜか不思議なのですが数を数えることによってその衝動を乗り越えられるのです。「衝動を数に置き換えることによって客観視できる冷静さを取り戻した」というこではないかと私は考えています。ですから数時間後にまた衝動が起きたも同じように「今日の衝動2回目」と数えます。同じように「3回目」「4回目」「5回目」……結局その日は飲むことが面倒になって眠れたら結果オーライですね。

それでも飲みたいという衝動が消えないときは「自分で自分にメールする」という方法もあります。PCでも携帯でも好きな方で良いと思いますが自分のメールアドレス宛に自分で送信するのです。送信者は自分の中にいる「頑張ってるくん」とか「前向きくん」とかいう名前にしてください。決して「11. で紹介した飲みたいくん」にはしないでください。飲みたいくんはあなたではありませんので論理が破綻します。宛名には自分の姓名を書いてください。そして正直に「飲みたい」と告白してください。その後になぜ飲みたいのかを書いてください。こんな感じです。

——————–|はじまり|——————–
ヒースレイカー様

いつもお世話になっております。
実は正直申しまして、今酒を飲みたくて飲みたくてしかたがありません。と申しますのは、ずっと酒を我慢して生活していたのですが今日会社でとても嬉しいことがあり、なんかこの気分をもっと満喫したいという欲求が抑えられないのです。
もう◯カ月も断酒を頑張ってきましたので今日だけ飲んでも大丈夫という気がします。今日だけ飲んだら明日は飲まないつもりです。どうか私が今晩だけ飲むことを認めてください。今からコンビニへ行きたいと思います。
何卒よろしくお願い申し上げます。

頑張ってるくんより
——————–|おしまい|——————–

すると当然あなたのPCもしくは携帯に着信があります。この「頑張ってるくん」のメールに対してあなた自身が返信してあげてください。こんな感じです。

——————–|はじまり|——————–
頑張ってるくんへ

メールありがとう。
よく正直に話してくれました。君の勇気を讃えたいと思います。
しかしせっかく◯カ月間断酒してきたのにもったいない気がします。
嬉しいことがあったのは君が断酒を続けてきた結果であって、断酒をしていなければ成し得なかったことです。

また今晩だけ飲めば明日は飲まないと書いていますが体内に残ったアルコールがアルコールを呼び、必ず明日も飲んでしまうと思います。
飲まないとストレスが溜まるというのは思い違いであって飲むからストレスが溜まるのです。

今からコンビニへ行って酒を買うことに何の意味がありますか。せっかくお金を出しても全部オシッコになって流れていってしまうのですよ。どうか酒を飲まずにこれからも自分の脳や体をねぎらってあげてください。君の今後に期待しています。

ヒースレイカーより
——————–|おしまい|——————–

まるで友達や後輩を諭すように、断酒を続けた方が良いと思っていることを正直に書いて送信してあげます。それを受信してまた読みます。読んでも飲みたい気持ちがまだ消えていないときはその気持ちを正直に返信します。そしてそれに対してまた返信します。

これは手のつけられないくらい酒を飲みたいという一時的な衝動から正気に戻って冷静になるための方法です。人は自分のことだと見えなくなってしまいますが、案外他人の事は冷静になって良いアドバイスが出来るものです。自分の衝動を客観視するにはとても有効な方法です。

飲みたい気持ちも思い留まろうとする気持ちも、どちらもあなた自身の気持ちですが「頑張ってるくん」を擬似的に他人役にします。二つの自分をはっきりと分離して建設的にディベートをさせてみるのも面白いですよ。断酒を始めたのに挫折しがちという方は一度試してみると良いかもしれません。今回は衝動を数える方法「衝動カウント」と自分自身にメールする「セルフ・ディベート」をご紹介しました。
(つづく)

 

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「酒さえ飲まなければいい人」と噂されるようになったらアルコール依存症の一歩手前まで来ているかもしれません。私の様に飲酒後の行動を思い出せないほど飲み過ぎるのは先天的な「飲酒不適合者」の可能性を疑ってください。 取り返しのつかない過ちを犯す前に生活習慣を見直した方が良いと思います。しかし人間にはホメオスタシスが備わっていますから簡単には習慣を変えられません。思考で習慣を変えるのではなく行動で習慣を変えた方法を無料メルマガで配信しています。

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